私は1人目の妊活をしているとき、体外受精をすることが決まったときにAMHの検査をしました!そして、全く想定していなかったのですがAMHは低めの2.7でした!(当時の年齢の平均値は4.7です。)
そのときの経験を交えてまとめていきます!
AMHとは
「AMH」は「抗ミュラー管ホルモン」のことで、女性の卵巣の中にある卵胞から分泌されているホルモンです。
このホルモンの量を調べることによって、自分の卵巣に残っている卵の数が分かります。
AMHとは通常、年齢とともにその値は低下していき、閉経に近づくとさらに減ります。
AMHがの値が高いと、卵巣の良好な予備能力を示しているということになり、低いと不妊治療への対応を考慮する必要があることを示しています。
AMHの検査の方法は?いつ?なにがわかるの?
いま不妊かもしれないと不安を感じている方は、AMHをどのように検査するのか、いつでもできるのか気になると思います。
私自身がそうだったので、わかりやすくまとめていきます。
AMHの検査方法はコレ!
AMHは血液検査によって調べることができます。
また、生理周期に関係なく任意の時期に検査を実施することが可能です!
そして、不妊の原因を探している方や年齢が高い方は、治療を開始する前にこの検査を受けることが推奨されています。
逆に今はキャリアアップなどの理由で妊活をする予定はないけれど、今後の見通しを立てるために受けておくというのも良いと思います。
何のためにAMH値を調べるのか?
AMH値を調べることによって、その人に合った不妊治療の方針を決めることに役立ちます。
私の場合は体外受精をすることが決まった時に、卵巣刺激の方法を決めるためにこの検査を実施しました!
治療法の選択
今後の不妊治療の方針を決めることができます!
AMH値が高かった場合、体外受精などで成果が出やすい傾向があります。
AMH値が低かった場合には、体外受精よりも生活習慣の改善などが推奨される場合もあります。
私はAMH値:2.8と、当時の26歳という年齢にしては低めでしたが、そのまま体外受精へ進みました!
治療の予後評価
体外受精においての採卵で採れる卵の数を予測することができます。
AMH値:2.8と低めだった私は、アンタゴニスト法という高刺激の方法で卵巣刺激を実施し、採卵に臨むことになりました!
治療計画の調整
今後の治療計画を立てることにも役立ちます。
例えば低AMHだった場合、不妊治療をより早めにかつ積極的に進めることが推奨されます。
あるいは、今は妊娠したくないという場合には早期の卵子凍結が推奨される場合があります。
周りに今はまだ仕事を頑張りたいから妊活はしないけど念のために卵子を凍結している人や、離婚していつか再婚して子供が欲しくなった時のために卵子を凍結している人もいます。
低AMHになってしまう原因は?
自分が低AMHである可能性はあるのか、原因を知っていれば予防できるのではないか、と考えますよね。
主な要因は5つあります。
年齢
最も多い要因です。30代後半から40代は特に減少速度が加速します。
遺伝的要因
家族に早期閉経した方や不妊治療をしている方がいる場合は、低AMHとなる可能性が高くなります。
喫煙
喫煙は卵巣の健康に悪影響を与え、AMH値が低下する速度早めると言われています。
疾患
内分泌系の疾患や自己免疫疾患などが、AMH値に影響を与えると言われています。
特定の治療
がんなどで放射線や化学療法を行うとAMH値を低下させます。
また、卵巣の手術や摘出手術を受けた場合にもAMH値が低下するリスクは高くなります。
AMH値を改善する方法はあるのか!?
残念ながら、現在のところAMHの値を高めるという方法は見つかっていません。
卵胞は生まれた時からその総数がおよそ100~200万個と決まっていて、増えることはなく減る一方です。
だからこそ気になった時に、早めに検査して今後の計画を立てたり、低かった場合には対策をとることが良いのではないかと思います。
AMH値を低下させないための予防法は?
増やす方法はありませんが、日々の生活習慣や健康状態は、その人の生殖能力に影響するとされているので、「ストレス管理・良質な睡眠・定期的な運動」はAMH値を維持することに役立つと言われています!
また、禁煙や糖質制限をすることも卵子の老化を防ぐために有効な方法であると言われています!
AMH値が低いと、妊娠できない?
低AMHであっても、卵子の質とは関係ないので妊娠しにくいとは限りません。
AMH値が低いということは発育過程の卵胞数が少ないということなので、排卵しにくかったり、妊娠するまでの効率が悪くなる可能性はあります。
また、体外受精などの採卵や受精の成功率が低下する可能性はありますが、絶対的ではなく、体質や治療法によって大きく変わる可能性があります。
AMH値:2.6でアンタゴニスト法で卵巣刺激して、卵16個採れました!
そのうち6個が胚盤胞となり、グレードもまずまずでした。
まとめ
私は26歳の時に妊活をはじめ、AMH値が平均値を下回る2.7であることがわかりましたが、落ち込むことはなく、「今検査しておいてよかった」という思いと、今後の妊活における人生設計が立てやすくなりました。
2人目も体外受精で授かりましたが、またいつか採卵をするときにはAMH値がさらに下がっていることが予測できたので、1人目の子供が11ヵ月の頃に2人目の卵を移殖しました。
低AMHと言われると不安になってしまうと思いますが、それによって妊娠できないわけではないので、適切な治療方針や人生設計をたてることに役立てる、ということにフォーカスを当てるとよいと思います!
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